やましたレディース・マタニティクリニック「中高生、未成年者の生理痛」についてのご説明です

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診療内容

中高生、未成年者の生理痛

中高校生、未成年者の
生理痛に対する
ピルの重要性について

10代の生理痛(月経困難症)に対しては鎮痛剤で対応することが一般的ですが、鎮痛剤だけでは、子宮内膜症が進行し、月経困難症が強くなるだけでなく、慢性の下腹部痛や不妊症の原因になります。
10代の月経困難症の70%にMRI、エコーなど画像で診断できない子宮内膜症が腹腔内にあるとも言われており、将来の子宮内膜症の防止のためには、早期よりピル(LEP製剤)の服用が重要です。

ピルを服用することで、月経痛・月経量は減り、月経は規則正しくなります。学校生活(部活、試験等)や受験を安心して迎える事もでき、生活が安定します。
WHOは月経が発来していれば、ピルは何歳からでも服用可能としていますが、成長が止まる(骨端線が閉鎖する)15歳以降であれば問題はありません。また、副作用である血栓症は若年者には少ないです。家族性の血栓症疾患(若くして心筋梗塞や脳梗塞を起こした人が多い家系)が無ければ心配はありません。

まずは、ご両親にピルの必要性と安全性を理解していただくことが重要です。
来院時に詳しい説明をしますので、ご一緒にお越しください。
性交経験の無い方は内診は行いませんが、経腹超音波検査を行い子宮内膜症が疑われればMRI等の画像検査を行います。