やましたレディース・マタニティクリニック「月経の調整(旅行・試験・アスリートなど)」についてのご説明です

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診療内容

月経の移動・調整

月経の移動、
調整について

旅行、試験、スポーツ等イベントがある時、プラノバールという中用量ピルを用いて、次回の月経を早めたり、遅らせたりして調整することができます。
また、アスリートにもピルはドーピング薬ではありませんので、月経を避けたり、月経後に試合が来るように服用して調整することができます。

月経を早める

月経開始日より5日以内からプラノバールを1日1錠(夕食後)10~14日間服用します。服用終了日から3~5日後に早めのやや少ない月経が発来します。
遅らせる方法より成功率がやや低くなりますが、月経を避けたい時期にピルを服用しなくて済みます。

月経を遅らせる

次回の月経開始予定日の約7日前からプラノバールを1日1錠(夕食後)服用開始し、イベント終了日まで服用を続けます。
イベントの最中に服用する必要がありますが、早める方法よりも成功率がやや高くなります。

注意事項

  • ホルモン濃度を保つために、毎日同じ時間(1~2時間の時間内)に服用してください。
  • 夕食後の方が嘔気は少ないですが、ご希望の方には吐き気止めも処方します。
  • 長期服用や長時間飛行機に乗る方は、血栓症のリスクが少し上がるため、水分を多めにとるようにしてください。
  • 喫煙者は血栓症のリスクが高くなるため、服用を希望される時は、服用期間が短い早める方をお勧めします。また、服用は自己責任でお願いします。
  • アスリートは、普段から1相性のピルを服用することで、月経を自由に調整できますので、ご相談ください。
  • 15歳未満、45歳以上、喫煙者などで中用量ピルの服用を心配する方、中用量ピルは吐き気があって服用できない方は、成功率はプラノバールよりもやや下がりますが、黄体ホルモン単独のホルモン剤(ノアルテン)での調整も可能です。